導かれるままに・・
私の「お守り」のようなものは、これ。
2006年、インドのマザーハウスにボランティアに行ったときに、
シスターが書いてくれたボランティアの許可証のようなもの。
この時期、マザーテレサの行き様に惹かれて、
色んな場所に行き、本を読み、出逢いを重ねていた時期。
2006年の夏。
もっとチャレンジしてみたい!というわけのわからない動機と勢いで、
その時にかかわっていた仲間のMLに「1人で海外に行くのだ!!」と言ってしまい。
どこに行こうか散々悩んで思い出したのが「インド」だった。
マザーハウスのある、コルカタに行きたい。
本を読んで自分の心を掴んだ、「死を待つ人の家」に行きたい。
実際の場所で、全身で感じてみたり、色んな事を。
そう決めて、あるツアーに申し込んだのに、
参加者が私1人しか1人しかいなくて、結局ほぼ1人旅(笑)
現地について、マザーハウスのどこでメインのボランティアをするか。
決めるために、色んな施設を回って。
「死を待つ人の家」に行く!と決めてきたのに、
実際滞在してみたら、心が「違う」といったあの日。
ホテルに戻って、動揺が止まらなかった。
そのためにインドに来たのに、「違う」と聞こえた自分の声。
私は、何をしに、インドに来たんだろう。
一気に見失って、絶望したまま、翌日に他の施設に行った。
1つ1つの場所で色んな話を聞き、時間を過してみる。
そして、自分の何かが動かない。
最後の最後に案内してもらった場所。
忘れもしない「シシュババン(孤児院)」
重度の障害をもった子どもたちが生活していた家だった。
その家で滞在しているとき、
目の見えない1人の子どもに触られて。
「ここ」
と私の中で声が聞こえた。
今まで感じたことのない感覚と、ざわめきをもったまま、
ボランティアセンターに登録に行ったら。
受け入れ人数が満員で、受け入れ「×」を書いてあった。
※マザーハウスのボランティアは、事前登録制で各施設受け入れの人数が決まっていた。
「×」って表記をみて、また絶望・・・。
ここだって思ったのに、入れない。
そして、奇跡が起きた。
私の番の登録。
シスターに呼ばれ、どこに行きたいの?と聞かれた。
迷わず「シシュババン」と答えた。
シスターは、管理ノートを開き、人数を確認して、
何を言わず、私のカードに「シシュババン」と書いてくれた。
!!!??????
いまだに、なぜ私が入れたのかわからない。
多分、シスターの見間違い?
シシュババンで過した時間は、今の私の原点になるような時間だった。
導かれるままに・・・。
そんなことを忘れそうになると、このカードを見て思い出す。
人生は自分次第で創るもの。
そうトレーニングしてきた時期だった。
でも、この日から少し変わった。
人生は、意図次第なんだ、きっと。
怒涛の毎日。
少しの静けさを味わいながら、久しぶりにお守りを眺めているのです(^^)
※コルカタの有名人!?サトシとの思い出。
ある日の夕方、ちょっと遠くまで遊びに行って、ホテルまで帰ろうと思ったら道に迷ったんです。
この角を曲がったらと曲がってみたら、見たことがない景色・・💦
コルカラ、女一人、薄暗くなってきた時間、道に迷う。
・・・やばい!完全にやばい!!!!
ホテルまでの地図は持っていたけれど、
そんなものを見せて聞いたって、道歩いてる人がわかるわけないんです。
だいたい言葉通じないし。
もうダメかも・・と曲がった角の先に、サトシ!!!
コルカタで露天商しているサトシは、日本語がしゃべれるので、
毎日のように遊びに行っては、いろんな話をしていました。
サトシだー!!と泣きついて、帰り道を押してもらいました。
マザーハウスのシスターもそだけど、あの時サトシに会えたのも大きな出来事です。
会えてなかったら、本当にどうなっていたかわからないから。
サトシ、元気かな^^
※Youtubeお借りしましたm(__)m