1つ前の記事で「体験」って大事だ!って話をしたのに、
体験だけじゃダメ!って記事を書く。。ごめんなさい。
でも、本当のことなんです。
「体験格差」という言葉も広がるくらい、
世の中体験ブーム!
子どもに関しては、
親の経済力も関係するかもしれませんが、
それでも義務教育の間、
学校という場所では様々な体験ができるように努力されています。
(日本の義務教育、すごい!!と思う部分の1つ)
なので、いろんな体験をしている子どもたちというのは、増えてきていると思います。
旅行
海外留学
様々な習い事
ボランティア体験
年齢が大きくなればなるほど、体験は増えているなぁというのが現場にいての感覚です。
特に就職支援で大学生の面談をする際に、そう感じることが多いです。
大学生になれば、バイトも、インターシップも体験している人も増えますしね。
それなのに!!です。
自己分析、自己PRに苦戦しているし、いまいち自分のことがわかってない
自己理解が深まっていない。。。。
なぜ!!??
体験不足からくる自己理解の浅さは、仕方ないのですが、
体験が色々あるにもかかわらず、自己理解が浅いということは・・
体験した「だけ」
体験が「通り過ぎただけ」
という、なんとも残念な状態になってしまっているんです(涙)
体験したことが、自分とつながることなく、終わっていっている。
この状態にある人が、とても多いことに、本当にびっくりします。
なぜ?と色々追いかけてみて気がついたのは、
冒頭にも書いたとおり、「体験」はしたけど、
「省察」してきていない。
ということだったのです。
なんてこったー!!
ですよ、本当に。
ちなみに、あらゆる場面で「振り返り」や「振り返り作文」というもので、
振り返ってきていると思っているかもしれませんが、
それは、「省察」とは違うものだと見受けられます。
省察とは、
自分自身とつながるプロセスです。
体験してみどうだったか
印象的だったこと、楽しかったこと、心惹かれたこと、自分には合わないなと思ったこと
あらためて見つけた自分のこと、時間の流れ方、出会った人との思い出、
五感を通じて残っていることなどなど
いろんな視点から、自分と対話して、それを言葉にして誰かと交わし、
それらを通じて、自分の中に落とし込んでいく。
誰かの言葉に自分を当てはめるのではなく、
自分のことを自分から紡ぎ出す。
そういうプロセスと、時間が省察です。
この時間を持つことで、
体験を通じて自己理解が進み、
体験する前と後では、自分が自分を知っていることが増えたり、自己理解が深まったりするのです。
だから、体験と省察(振り返り)で1つ。
どちらかだけでは、役不足、なんですよね。
そして、この体験と省察にコーチングが効果を発揮するのです。
※オランダの教育は、体験(実践)と省察が日常的に行われ、
そのプロセスを子どもたちは学習の中で体験してます。
自分を知ること、理解することは、
何も特別な体験が必要なわけじゃないんです。
日常にある様々な体験と、それを通じた省察ができたら、
日々の生活の中で、自分が深まり、いろんな自分が増え、
自己理解が深まっていくのです。
自分のことを理解したい、省察体験してみたい!!という方は、
12月7日(土)開催のイベントで体験できますよ〜〜〜