”人間を学びたかったら、人に会いなさい。目の前の人から学ぶんだよ”
”どれだけ本を読んでも、そこに人はいない”
”出会った人の人生を聞かせてもらい、人間を深めなさい”
これらは、私がコーチングの師匠が何度も言っていた言葉。
20代前半の、まだ真っ白で素直な時に、
この言葉をそのまんま受け取れて対人支援の道をスタートできたことは、
ものすごく大きなことだ!
実は、キャリアを重ねるごとに、年齢を重ねるごとに、その価値の大きさを感じています。
多くのことを知らなかった年代と、
すなおが取り柄!だったことが功を奏して、
それはもう、たくさんの人に出会いに行きました。
いろんな年代の、いろんな職業の、いろんな立場の人に出会う中で、
たくさんの人生を聴かせていただきました。
セッションでご一緒したクライエントさんにも聞かせていただきますが、
いろんな瞬間にご縁いただいた出会った方々との出会いにも、
学ばせてもらったことがたくさんあります。
人間は、奥深い生き物である。
見えているのは本当にその人の一部分でしかなく、
その奥に、深い歴史とたくさんの体験があり、そのすべてがその人の今を創り上げている。
簡単に人を判断することなんて、とてもじゃないけれどできない。
目の前の人の言葉に、まだ言葉になっていない声に耳を傾けること、
相手に教えてもらうことで、その人が現れてくる。
人に関わる仕事、人に寄り添う仕事。
人の育ちに携わる仕事。
そういう職種の方のトレーニングに関わることが多いですが、
どうしても人を何かに当てはめる(理論や症例、パターン、傾向など)という話になっていきます。
”人間とはどんな存在か”
この探究から培われる人間理解は、人の関わることの土台。
この土台をしっかり創り上げる探究型のトレーニングを、
今年もしっかりやっていきたいと思います。