子どもとの信頼関係を築くために大事なこと

 

子どもと信頼関係を築く。
とっても、とっても大事なことですね。

子どもと関わる仕事をしている人であれば、
信頼関係が無ければ、子どものサポートは表面的なものになってしまいます。

子どもは信頼しているからこそ、
自分のことを深く話してくれますし、
心を開いて本音で関わってきてくれます。

信頼関係が無ければ、
本音はお腹にもったまま、
表面的なコミュニケーションをとってきてくれます。

子どもとの信頼関係を築いていくのに、
大事なことは何でしょうか?

今日は、子どもとの信頼関係を築くのに大事なことを書いていきます。

>>子どものことを大事に「聴く」
まずは、ここが一番大事です。
子どもと関わるときに、どんなスタンスで向かい合うか。
そこで、すべてが決まります。
子どもは、大人以上に感性が豊かです。

そのため、目の前にいる人が、
自分のことをどう感じ、どう見ているか、
何に耳を傾けているのかを
しっかり感じています。

話の内容だけ聴いている
話を途中でさえぎられる
話したことを勝手に解釈される
話を聴きたくなさそう

ということも、全部感じ取られてしまう。
それが、子どものコミュニケーションレベルです。

だからこそ。
しっかり、相手のすべての耳と心を傾けて「聴く」
それがあるか、ないかは、雲泥の差。

子どものことを大事に「聴く」姿勢は、
子どもたちにしっかり伝わります。

そして、この人は、自分のことを大事にしてくれている。
自分を見せても、話しても大丈夫。
その信頼が生まれてくるのです。

>>言葉に責任を持つ
もう1つ大事なことは、自分の使う言葉に責任を持つことです。
「言葉どおりに、行動すること」を意味します。

後で行こうね!といいながら、行かない。
後であげるね!といいながら、あげない。
寝るまでに帰るからね、といいながら帰らない。

大人になると、不思議なぐらい言葉が軽くなっていきます。
言ったことを、簡単に守らなくなってしまうことが増えてきます。

「大人ってうそつき!」

みなさんも、子どものころ何度も思いませんでしたか?

この感覚が増えていくと、
大人が言ったことを信じなくなる。
信頼関係が薄れていきます。

だからこそ、
自分の言葉に責任を持つことは、
子どもとの信頼関係を築くことに大きく影響していきます。

言葉に責任を持つということは、
言ったことを、全部守る!ということではありません。

後で行こうね!といいながら、行かない。

そうではなく。

後で行こうね!といったならば、

①後でちゃんと行くか
②行かないならば、もう一度言葉で訂正しなおすか。

この2つが、言葉に責任を持つということです。

行くというのは、言葉を守るということです。

行かない場合、いく!といった言葉が守れないことをちゃんと伝えて、
どうするかをもう一度伝えること。
これも、言葉を守るということになります。

「後で行こうね!ってさっきいったけど、
今日は時間が遅くなって、もう暗くなっちゃったでしょ。
暗くなったら、行くのはできないの。ごめんね。
今日は、行くことはできないけれど、
明日の朝は、行くことができるよ。
明日の朝は、ちゃんといこう。それでどう?」

こんな感じで、きちんと言葉を訂正すること。

そして、翌日の朝、行こうといったとおり、行くこと。
(もし、何かの出来事でいけないならば、また会話を持つこと)

早く帰るねといって帰れないときもある。
言ったとおりできないことって、たくさんあります。
守りたいと思っても、守れない時はあるからです。

そんな時こそ、
しっかり訂正することができるか。

その姿勢は、
子どもとの信頼関係に繋がると共に、
積み重ねていくことは、
信頼関係の深さに繋がっていきます。

大人になったからこそ、
自分の言葉を大事に生きる。

そのスタンスがあれば、
子どもとの信頼関係は、築かれ深まっていくはずです。