映画『窓ぎわのトットちゃん』を見ました。
「窓際のトットちゃん」は、1981年に講談社から出版された黒柳徹子さんの自伝的物語(ノンフィクション)。
自由奔放なトットちゃんは、小学校を退学させられていまい、東京・自由が丘にあるトモエ学園に通うことになります。
そこで恩師となる小林校長先生と出会い、トモエ学園の自由で子どもの自主性を育てる教育方針の中で、仲間たちとのびのび過ごします。トットちゃんとトモエ学園、取り巻く時代の変化を描かれている物語です。
アニメにしてくれてありがとう!
リアルな映画だったら、きっと見れなかったから。
原作、死ぬほど読んでいて、知っていたけれど。
文字で読むのと、映像で見るのは、また違う感覚があった気がします。
「トモエ学園」は、私がずっと理想に持っている学校で。
「小林先生(小林宗作先生)」も、とても尊敬している先生で。
トットちゃんを通じて見える美しい時間と、
どんどん戦争へと進んでいく時代の景色が、
入り混じって、言葉にならない気持ち悪さを感じた映画でした。
こんなにも美しく、
こんなにもあたたかく
こんなにも情熱的な人たちと時間
その外側に
熱狂と狂気が
正義の仮面をはりつけて
日常に広がっていく
人間のいろんな面を感じざるおえない映画でした。
トモエ学園と小林先生。
トットちゃんのご両親。
2024年のスタートとともに、背中をおしてもらったような時間。
バトンは、人へ人へと受け継がれている。
どんな時代であろうと
どんな環境で在ろうと
私も、自分がやれる最善を、
情熱と冷静の間に自分の中心を据えて、
生きていこうと思います。
いまさらですが、トモエ学園は私立の学校だったんですね。
私塾のような学校かと思い込んでいて、認可の学校だったと知って驚きました!!
認可の学校で実践することの大きさ、言葉にできない。
小林宗作先生、生きていらっしゃるときに、お会いしてみたかったなぁ。
「次は、どんな学校を創ろうか」
最後のひとこと、しびれた!!!
大正自由教育運動は、
教育の多様化を生んだんだろうな。
オランダでどこの学校にも当たり前のように導入されているダルトン教育も、この頃日本に入ってきてるんたよね。
それまでの画一的で型にはめたような教育のスタイルから、子どもの関心や感動を中心に、より自由で生き生きとした教育体験の創造を目指そうとする運動。
世界に飛び出て、
新しい教育に出会い、
新しい教育や学校を夢みたり、
学校作りに邁進したたくさんの教育者がいたんだろう。
小林先生だけではなく、
きっとたくさんの人がつき動かせれたんじゃないかな。
あの流れのまま、
日本の教育がつくられていたら、、、
今、どんな人が育ち、どんな国になっていたんだろう。
そして、今まさに。
同じ動きが大きくなってきてるよね。
時代は巡る。
巡らなくてよいものは巡らさないように、
時代を作っていかなきゃいけない。